東海道新幹線の三島駅南口(静岡県三島市)で建設が進む再開発ビルに順天堂大学系の医療施設が入居する。再開発を手掛けるミサワホームと学校法人順天堂が5日、定期建物賃貸借予約契約を結んだ。期間は20年間。医師数の少ない静岡県東部で患者を早期に見つけ必要な高度医療につなぐなど、医療提供体制の整備に役立てる。

2027年度に完成予定の24階建てタワーマンションの4階に順天堂大学医学部付属静岡病院(同県伊豆の国市)が運営する高機能検診センターやクリニックが入る。面積は約1250平方メートルで、内科や産婦人科、小児科など約10の診療科で構成する予定。三島駅から半径5キロメートル圏内に不足している医療機器や設備を置くようにする。

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