中国向けの計測機器の販売は足元で回復しつつあるという(京都市中京区にある島津製作所の本社)

島津製作所 の2024年4〜6月期の連結純利益は前年同期比10%減の99億円だった。営業利益は17%減の109億円。中国の製薬会社などに納入する計測機器の販売が伸び悩んだ。研究開発費が増えたことも収益を圧迫した。

売上高は7%増の1169億円だった。為替レートが前年同期と比べて円安傾向で推移したことでは83億円の増収効果があったという。

地域別の売上高をみると、全体の2割を占める中国が前年同期比3%減だった。現地の景況感の悪化が影響したが、直近では受注が回復しつつあるという。

25年3月期通期は、売上高が前期比3%増の5250億円、純利益が2%増の580億円とした従来予想を据え置いた。

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