この夏は猛暑によって冷房などの電力需要が大幅に伸びていて、7月上旬には東京電力が2年ぶりに他の電力会社から融通を受けるなど、電力需給は厳しい状況が続いています。
こうした中で電力各社は家庭での節電を促すサービスを始めていて、このうち東京電力は、9月末までの期間中、会社が指定した時間帯に家庭での電力の使用量を減らすと、その削減量に応じてポイントを付与するサービスを行っています。
こうしたサービスは関西電力や中部電力などほかの大手電力会社に加え、新電力でも行っているところがあります。
一方、北陸電力は、節電に対するポイントの付与に加え、外出を促すことで家庭での電力使用量の削減につなげてもらおうと、9月末までの平日に提携している飲食店やレジャー施設などを訪れると割引が受けられるクーポンを発行しています。
電力各社は家庭での節電を促すことで夏場の電力需給の緩和に少しでもつなげたい考えで、「熱中症の予防などには十分注意しつつ、日常生活に支障がない範囲で節電に取り組んでほしい」と呼びかけています。
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