7月5日に就任した金融庁の井藤長官は、8月1日、NHKのインタビューに応じました。
この中で井藤長官は、日銀が追加の利上げを行うなか、金利の上昇によって金融機関が保有する債券の評価額が下がるおそれがあると指摘しました。
国債などの債券は、金利が上昇すれば価格は下がる関係にあります。
井藤長官は「金融機関の置かれている状況やビジネスモデルに応じてリスクコントロールやビジネスモデルの点検をしているか、個別によくモニタリングしていく。金利が動く局面であれば警戒度をやや上げて対応していく」と述べ、金融機関の財務の健全性などについて警戒度を上げて点検していく考えを示しました。
一方、政府が掲げる資産運用立国の実現に向けては「NISAのような政策的な枠と教育に加えて、やはり業者に顧客本位の業務運営の徹底を図ることを、あわせて進めていきたい」と述べました。
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