主力の高価格帯ブランド「コスメデコルテ」のパウダーや新発売の化粧水などが伸びた

コーセーが7日発表した2024年1〜6月期の連結純利益は前年同期比33%増の116億円だった。売上高の6割強を占める日本事業の販売好調がけん引した。主力の高価格帯ブランド「コスメデコルテ」のパウダーや新発売の化粧水などに加え、基礎化粧品ブランド「雪肌精」の新化粧水が伸びた。

売上高は10%増の1591億円だった。日本の伸びに加え、米欧で化粧品ブランド「タルト」が好調で、コンシーラーやリップ、マスカラの販売が増えた。一方、中国では消費の低迷や競争激化などの影響で減収だった。

小林一俊社長は同日の記者会見で「中国国内の景気が悪く、消費が落ちている。大型のネット通販セールや旅行者対象の空港免税店などでの売り方は見直す必要がある」と語った。

24年12月期通期の見通しは据え置いた。売上高は4%増の3120億円、純利益は8%増の126億円を見込む。

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