IT（情報技術）サービスのメタップスホールディングス（東京・渋谷）は企業向けに、クラウドサービス「アマゾン・ウェブ・サービス（AWS）」でかかった費用を一覧表示する取り組みを8日から始める。複数の事業を展開する企業では、部門ごとに複数のAWSのサービスを利用するケースが多い。企業全体の利用状況をわかりやすく把握できるようにしてコスト削減を支援する。
同社が運営するITインフラの一元監視サービス「srest（スレスト）」に「コストインサイト」機能を追加する。仮想サーバー「Amazon EC2」やデータベースサービス「Amazon RDS」などAWSが提供する複数のサービスでかかった費用を、円グラフなどを用いたダッシュボードで一覧表示する。月・日ごとのコスト推移や先週比・先月比などの細かい比較も可能だ。
為替変動により支払う費用が大きく変化するリスクがある。AWS側からの費用請求の段階で想定以上にかかっていたことが発覚するケースもあり、コストをより正確に把握したいと考える企業の需要が見込めるとみている。
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