財務省は7日、ことし4月から6月まで3か月間の1日ごとの市場介入の実績を公表しました。

それによりますと政府・日銀は、4月29日と5月1日の2日にわたってドルを売って円を買う市場介入を行いました。

いずれも介入の事実を明らかにしない「覆面介入」の形でしたが、公表された内容によりますと、4月29日の市場介入の規模は5兆9185億円で、1日で投じた資金ではこれまで公表された中で過去最大だったことがわかりました。

また、5月1日の市場介入の規模は3兆8700億円でした。

当時、外国為替市場では、1ドル=160円台まで円安が加速していましたが、2日にわたる市場介入のあと、円相場は一時、151円台まで値上がりしました。

ただ、その後は再び円安が進み、政府・日銀はことし6月から先月にかけても総額5兆円余りを投じて市場介入を行っています。

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