鹿島が6日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比10%減の174億円だった。米国の中堅建設会社の買収で工事量が増えたものの、米国の金利上昇で支払利息が膨らんだ。
売上高は5%増の6132億円だった。大型の土木工事が進捗した。24年1月に、米南東部で医療や教育関連の工事に強みを持つロジャーズ・ビルダーズを約50億円で買収したことも工事量を押し上げた。建築・土木とも工事採算が改善し、営業利益は2%増の252億円だった。
米国の金利高で支払利息が前年同期に比べ79%増えた。経常利益は259億円と11%減った。
売上高が前期比4%増の2兆7800億円、純利益が9%減の1050億円とする25年3月期通期の業績見通しは据え置いた。
「日経電子版 投資・財務・会計」のX(旧Twitter)アカウントをチェック鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。