損害保険大手4社が10月以降、企業向けの火災保険料を引き上げることが6日、分かった。火事や自然災害による工場などの損傷を補償する仕組みだが、近年は全国で災害が多発し収支が大幅に悪化していた。4社は、個人の住宅向け火災保険料も10月に10%程度引き上げる方向で、企業向け保険料もこれに続く形となる。
4社は東京海上日動火災保険、損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険。
東京海上を除く3社は2022年以来2年ぶりの値上げで、10~15%引き上げる。東京海上は23年以来、1年ぶりに数%上げる。実際の引き上げ幅は加入企業の業種や保険内容で異なる見通し。
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