川崎重工業の橋本康彦社長は6日、海上自衛隊の潜水艦の修理契約に絡み裏金を捻出した問題で「本件を機にうみを出し切る覚悟でコンプライアンス(法令順守)、ガバナンス体制の再構築に取り組む」とのメッセージを出した。2024年4~6月期連結決算のオンライン説明会で山本克也副社長が代読した。  橋本氏はメッセージで「ご心配をかけ、改めて心からおわび申し上げる」と陳謝した。山本氏は、防衛省向け受注への悪影響は「現在のところは考えていない」と説明。同日発表の決算関連資料では、25年3月期の受注額の予想を従来より625億円上方修正し、6515億円とした。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。