アサヒ飲料は約85億円を投じて、明石工場(兵庫県明石市)の製造能力を約2割増やす

アサヒ飲料は5日、主力の明石工場(兵庫県明石市)で飲料の充塡とラベルの貼り付けを連結した製造ラインを新設すると発表した。従来と比較し、ボトルを運ぶ消費電力や人員を約4割減らすことができる。開発に携わった渋谷工業によると、充塡と貼り付けを連結したシステムの採用は国内で初めて。12月から稼働する。

投資額は約85億円で工場に増設する製造棟に設置する。「カルピスウォーター」の1.5リットルなどを生産する。明石工場はアサヒ飲料の主力の工場で、年間で4700万箱の飲料を製造する。一連の増設で、ペットボトルの製造能力が約400万本増える。

同社はこれまで西日本に出荷するペットボトル飲料の内、約3割を東日本にある工場で造っていた。今回の増設を通じ、西日本向けの生産を増やす。他の工場でも同様のシステムの採用を検討する。

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