経団連会館(手前)=東京・大手町

 経団連が5日発表した2024年春闘の最終集計によると、定期昇給やベースアップ(ベア)を含む大手企業の月給の賃上げ率は平均5.58%と、バブル期だった1991年(5.60%)以来、33年ぶりに5%を超えた。回答された平均引き上げ額は1万9210円で、現行の集計方法を採用した76年以降で最高だった。

 前年は賃上げ率が3.99%、引き上げ額は1万3362円。今春闘では、食品やエネルギー価格の高騰から従業員の生活を守ると同時に、人材の確保と定着を図るため大幅な賃上げとなった。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。