鈴木俊一金融担当相は5日、東京株式市場で日経平均株価が大幅続落したことを受け、投資家に対して「冷静に判断してほしい」と述べた。新しい少額投資非課税制度(NISA)を利用した一部の投資家に動揺があることに触れて「相場の下落が進む中でも長期、積み立て、分散投資の重要性を考慮してほしい」と訴えた。

 財務省内で記者団の取材に応じた。鈴木氏は「金融庁として引き続き市場動向を注視している」と強調。国内外の金融市場の情報を収集するほか、必要に応じて金融庁幹部を含めた会議を機動的に開くと明らかにした。

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