デンソーが開発したミニトマトの自動収穫ロボット(同社提供)

 デンソーはミニトマトの自動収穫ロボットを開発し、欧州で受注を始めた。これまで車両部品製造で培ってきた画像認識や安全走行の技術を応用した。欧州では人口減少による人手不足と賃金上昇が問題となっており、自動化の需要が高まると見込んだ。5月の受注開始から相談が相次いでおり、将来的には国内での販売も検討している。  オランダでスマート農業を手がけるグループ会社と共同で開発した。ビニールハウスの中を自動走行し、トマトが適度に熟していると人工知能(AI)が判定すれば、はさみを使って収穫。積載する六つの箱がいっぱいになると、空の箱に入れ替えることもできる。  3年間で300台の受注を目指す。


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