SMKは固定費削減に取り組み、営業赤字幅が縮小した

電子部品などを手がけるSMKが発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比54%増の8億円だった。家庭用リモコンの苦戦などで同期間で2年連続の営業損失を計上したが、円安による為替差益が押し上げた。

売上高は6%増の117億円だった。コネクターを手がける主力の「CS事業部」が21%増の57億円とけん引した。ドライブレコーダーなど車載向け部品が好調だった。リモコンやブルートゥース(近距離無線通信)部品などの減収を吸収した。

営業損失は6400万円(前年同期は3億8500万円)だった。住宅で使うリモコンを手がける「SCI事業部」は在庫調整により振るわず、5億2800万円の赤字となった。リモコンを扱う米国工場での人員削減などに取り組んだことで、前年同期からは赤字幅は縮小した。

25年3月期の連結業績予想は据え置いた。売上高は前期比7%増の500億円で、最終損益はトントン(前期は4億8900万円の赤字)を見込む。

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