JR四国は2日、ダイヤ改正を9月29日に実施し、普通列車17本の運転を取りやめると発表した。それ以外に5本は一部区間の運転を取りやめる。利用者数が新型コロナウイルス禍前の水準に回復せず乗務員も不足しているためとしている。

取りやめ対象は香川県と愛媛県の区間を走る列車の一部。JR四国は対象の選定について「利用状況に加え、前後の列車間隔など代替の移動手段の確保しやすさを考慮した」と説明する。

同社の鉄道輸送人員はコロナ禍前に比べ定期券利用が9割、定期外利用が8割の水準にとどまる。採用人数についても計画に届かず、乗務員の養成・確保が難しくなっているという。

土曜日・休日には新たに2本の運転を行う。松山駅の高架化に伴い、同駅での特急列車の乗り換えもしやすくする。

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