メルセデス・ベンツ日本(千葉市)は1日、最上級ブランド「マイバッハ」で初めてとなる電気自動車(EV)「EQS 680 SUV」を発売した。さまざまな走行音を15個のスピーカーで再現するなどEVならではにこだわった。輸入車ではEVシフトが進んでおり、最上級車種でもEVを投入し、需要を取り込む。
価格は2790万円から。航続距離は最大640キロメートル。150キロワットの急速充電に対応し、30分で最大約280キロメートル分の充電ができる。室内全体についているスピーカーでは音楽のほかに走行音を楽しめる。防音効果のあるガラスを使うなど走行音の小さいEVで音響設備を充実させた。
国内の新車販売台数に占めるEV比率は低水準が続いており、24年1〜6月は1.6%にとどまるものの、輸入車ではEV比率が約9%ある。メルセデス・ベンツでは現在7車種のEVを展開しており、最上級ブランドのマイバッハでもEVを取り扱うことにした。
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