1日のニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均が一時、700ドル超下落した。製造業の景況感を示す指数が市場予想を下回り、景気減速への懸念が台頭。最近の株高を受け、いったん利益を確定する売りも重なり、大幅な株安につながっている。

 ダウは米東部時間1日午後3時(日本時間2日午前4時)時点では、前日より700ドルほど安い4万0100ドル台で取引された。

 米サプライマネジメント協会(ISM)が1日に発表した7月の製造業景況感指数が、市場予想を大きく下回り、景気の先行きへの不安が広がった。ダウは前日の終値時点で史上最高値まであと約350ドルに迫っていた。2日には市場が注目する7月の雇用統計の発表を控えており、いったん利益を確定しようと株式を売る動きも重なった。(ニューヨーク=真海喬生)

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