円安で利益が上振れする

協和キリンは1日、2024年12月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比16%減の680億円になりそうだと発表した。従来予想から50億円引き上げた。研究開発費の増加に伴い減益を見込むものの、為替の円安で利益が上振れする。

売上高にあたる売上収益は11%増の4920億円とした。従来予想から190億円引き上げた。想定為替レートは11円安の1ドルあたり151円に見直した。医薬品では骨の希少疾患薬「クリスビータ」の販売が北米を中心に伸びる。

同日発表した24年1〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比75%増の377億円だった。クリスビータに加えて抗がん剤「ポテリジオ」の販売が伸びたことに加え、固定資産の売却益を計上した。売上収益は17%増の2329億円だった。

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