大阪、京都、神戸の各市にある主要百貨店9店舗が1日発表した7月の売上高(速報値)は全店が前年実績を上回った。インバウンド(訪日外国人)消費がブランドバッグや宝飾品などの高級品の売り上げを押し上げたほか、猛暑の影響でサンダルやサングラス、浴衣、女性向けカットソーなどの商材も需要が高まった。
阪急阪神百貨店の阪急うめだ本店(大阪市、メンズ館含む)は前年同月比21%増と、9百貨店のなかでも最も高い伸び率だった。ブランド品などを含む100万円以上の高額品に限れば5割増となった。訪日客向けの売上高を示す免税売上高は全店ベースで約2.1倍とインバウンド消費の勢いが続いている。開催10回目となる人気イベント「ハワイフェア」も過去最高の売り上げを記録するなど好評だった。
近鉄百貨店のあべのハルカス近鉄本店(大阪市)は3%増、高島屋の大阪店(同)は14%増、大丸松坂屋百貨店の大丸心斎橋店(同)は18%増だった。いずれも、阪急うめだ本店と同様の傾向で売上高を伸ばした。
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