半導体大手のキオクシアホールディングス(旧東芝メモリ)は1日、北上工場(岩手県北上市)の第2工場棟が完成したと発表した。当初は2023年内に稼働する予定だったが、メモリー市況の悪化を受けて稼働時期を遅らせてきた。25年9月から稼働し、人工知能(AI)向けの最先端メモリーを増産する。
北上工場は20年に生産を開始し、22年に第2製造棟を着工した。ただ22年後半からパソコンやスマートフォンの販売減でメモリー需要が低迷し、メモリー各社は22年秋から減産を実施してきた。市況回復を受けてキオクシアは24年6月に稼働率を100%にした。24年11月から管理部門や技術部門の人員が製造棟に隣接する管理棟に入居し、工場の稼働に備える。
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