BMWはEVに給電機能を搭載する

独BMWの日本法人ビー・エム・ダブリュー(東京・港)は1日、国内で販売している電気自動車(EV)に車両に蓄えた電気を非常時に家庭用などの電源として使用できる「ビークル・ツー・ホーム(V2H)」の機能を搭載すると発表した。これまでは傘下ブランド「ミニ」のEVに搭載していた。国内EV販売が停滞するなか、災害が多い日本のニーズに応え販売拡大を狙う。

V2Hは災害時などに非常用電源として活用できる。V2Hのほかに、EVから家電機器などに給電する「ビークル・ツー・ロード(V2L)」にも対応した。対応モデルは「i5」などの6車種13モデルで、7月生産分以降に搭載する。

国内の新車販売台数に占めるEV比率は低水準が続いており、24年1〜6月は1.6%にとどまる。EVは大容量の電気を蓄えており、災害が多い日本では停電時などの非常用電源としてのニーズが高まっている。

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