海外で「MARUCHAN」シリーズといった即席麺の販売が好調だ

東洋水産が31日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比60%増の176億円だった。同期間として過去最高を更新した。海外で「MARUCHAN」シリーズといった即席麺の販売が好調だった。円安の進行も利益を押し上げた。

売上高は14%増の1266億円、営業利益は54%増の202億円だった。

けん引役の海外即席麺事業の営業利益は61%増の148億円だった。米国で袋麺が好調で、メキシコでは4月の価格改定後も販売が堅調だった。円安も利益を15億円押し上げた。原材料費の下落も寄与し、人件費や輸送費などのコスト上昇を吸収した。

国内の即席麺事業の営業利益も95%増の21億円と伸びた。販売数量は減ったものの、23年6月に実施した値上げによる単価上昇で利益を押し上げた。袋麺の「マルちゃん正麺 5食パック シリーズ」は値ごろ感から好調に推移した。

25年3月期通期の業績見通しは据え置いた。売上高が前期比4%増の5100億円、純利益が6%増の590億円と最高益の更新を見込む。

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