【ウィーン共同】欧州連合(EU)統計局が31日発表したユーロ圏20カ国の7月の消費者物価指数(速報値)は、前年同月と比べて2・6%上昇した。エネルギー価格の上昇などが影響し、伸び率は前月から0・1ポイント拡大した。物価上昇圧力が依然として根強いことを示した。  欧州中央銀行(ECB)は6月、インフレの鈍化を踏まえ、4年9カ月ぶりに政策金利を引き下げた。ただ、インフレ再燃の懸念が拭えないとして、7月の理事会では金利の維持を決めた。物価動向などを見極めた上で、9月会合で追加利下げの是非を判断する。


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