9月24日に開業する「エミテラス所沢」(埼玉県所沢市、写真提供は西武リアルティソリューションズ)

西武鉄道の所沢駅(埼玉県所沢市)の西口に今秋開業する大型商業施設「エミテラス所沢」が31日に竣工した。不動産事業の西武リアルティソリューションズ(東京・豊島)と住友商事は同日、最新の映像技術を盛りこんだ630平方メートル超の吹き抜け空間、晴天時などに富士山が見える屋上庭園などを設けると発表した。9月24日に開業し、全142店舗が入る。

デジタルトランスフォーメーション(DX)を積極的に活用、館内のレンタルベビーカートや授乳室の利用状況などを施設のアプリやサイトで可視化し、利便性を高める。アプリは近くの施設「グランエミオ所沢」と共通で運用する計画で、ポイント集めなどに利用できる。

エミテラス所沢の屋上広場(写真提供は西武リアルティソリューションズ)

屋内の吹き抜け空間「センターコート」には、大型の発光ダイオード(LED)ビジョンのほか、壁面に映像を投映する4基のプロジェクターなどを配備。eスポーツや音楽など様々な催しが開ける。コートにいる人の動作を捕捉し、大型画面に投映する技術も取り入れ、没入感の高いイベントも実施する予定。西武ライオンズの試合のパブリックビューイングなども行う。

4階の屋外広場「そらくもひろば」には、小さな子どもたちが遊べる遊具や築山を配置する。1階のフードコート「こもれびフードホール」(約1000席)では予約制の個室、靴を脱いでくつろげる席なども用意する。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。