農林水産省が7月31日発表した8月の野菜卸値見通しによると、バレイショは月前半、キュウリ、ブロッコリー、ホウレンソウ、ハクサイは月間を通して平年(過去5年平均)と比べて10%超高くなる。7月の高温で野菜は生育不良を引き起こした。
キュウリは主産地の福島県で7月の高温や日照量が少なかった影響で、生産量が減少している。岩手県では暑さで生育が早まり、出荷が早く終わりそうだ。8月の出荷量は平年を下回るとみられる。
高温の影響は他品目にも広がる。長野県産のブロッコリーやハクサイ、群馬県や栃木県の出荷が多いホウレンソウも、暑さの影響で生育不良が生じた。出荷数量は平年を下回る見通しだ。
バレイショは主産地が静岡県、茨城県から北海道に切り替わる。足元では北海道は干ばつ傾向にあるが、生育に大きな影響は見られないという。8月前半の出荷量は平年を下回るが、北海道産に切り替わる後半からは平年並みとなり価格も落ち着く見込みだ。
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