マキタが30日発表した2024年4〜6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比43%増の160億円だった。原材料価格や輸送コストの上昇が落ち着いて電動工具事業の採算が改善したほか、円安も利益を押し上げた。

売上高にあたる売上収益は5%増の1939億円だった。主力の欧州では建築市場がもたついているものの、在庫削減が進み新規の受注が入った。円安・ユーロ高も追い風となった。一方でアジアは中国を中心とした市況の低迷で売上収益が減少した。

25年3月期通期の連結業績は従来の予想を据え置いた。売上収益は前期比4%減の7100億円、純利益は17%増の510億円を見込む。同社は「在庫削減は計画通りに進み、足元ではほぼ終わっている」と説明した。

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