ブリンケン米国務長官は29日午前、東京都港区のNEC本社を訪問し、同社が約30%の世界シェアを持つ海底ケーブルシステムなどについて森田隆之社長から説明を受けた。視察後、ブリンケン氏は「NECのような信頼できるベンダーと協力することはわれわれの外交で重要だ」と語った。

視察では同社が強みを持つ光海底ケーブルや高速大容量の通信規格「5G」、顔認証技術などが紹介された。4月の日米首脳会談でNECの取り組みが紹介され、今回の視察が実現したという。

NEC本社を視察するブリンケン米国務長官(右手前)=29日午前、東京都港区

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