入館した子ども(手前)を歓迎する鬼太郎とねこ娘の着ぐるみ=20日、鳥取県境港市の水木しげる記念館 ©水木プロダクション

鳥取県境港市出身の漫画家、故・水木しげる氏の功績や作品を紹介する「水木しげる記念館」(同市)は20日、約1年の休館を経て改装オープンした。人気漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の原画を常時展示するほか、水木氏の戦争体験も紹介する。

休館に伴い建て替え工事をした施設は鉄骨2階建てで、延べ床面積は旧施設の1.5倍の1690平方メートル。常設展示室や企画展示室、物販コーナーを設けた。

常設展示室は「境港のしげる少年」など6つのテーマで構成される。特に力を入れたのが「水木しげると戦争」。左腕を失った南太平洋ニューブリテン島での過酷な戦争体験を伝える。企画展示室は旧館で展示できなかった原画を約半年ごとに内容を変えて展示する。第1回の企画展は「鬼太郎の誕生」。

同日午前の開館には鳥取県内外から多くのファンが集まった。開館後、伊達憲太郎市長や鬼太郎、ねこ娘、ねずみ男の着ぐるみが出迎えた。

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