クスリのアオキホールディングス(HD)は26日、香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメントが12日に公表した、クスリのアオキHDのコーポレートガバナンスに疑義を呈した資料への見解を示した。クスリのアオキHDは「オアシス側の指摘は一方的かつ臆測に過ぎない主張も多数あり、到底看過できるものではない」とした。
オアシスはクスリのアオキHD株の約9.7%を保有する。7月にクスリのアオキHDの青木宏憲社長と青木孝憲副社長を対象とする有償ストックオプションの発行について疑義を呈する資料を開示していた。
同資料に対してクスリのアオキHDは取締役会の議事録を閲覧・謄写することは認められているものの、不特定の第三者への開示は違法行為の可能性があると主張する。2024年5月期ののれん償却費用についても、有償ストックオプションの業績目標に影響を及ぼす額ではないとしている。
オアシスはクスリのアオキHDに対し、有償ストックオプションに関わる損害賠償金70億円超を求める訴訟を起こしていた。
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