設備工事大手の新菱冷熱工業(東京・新宿)は約30億円でインドのクリーンルームパネルメーカー(GMP社)の株式を約85%取得し子会社化する。同国では2社目の子会社となる。製薬工場や半導体工場向けの需要を取り込み、今成長が見込まれるインドでの事業拡大を目指す。
GMP社は2005年設立のクリーンルームパネルメーカー大手。ムンバイに本社を置き、インド全域に3つの工場と17の拠点を持つ。クリーンルームで扱う部素材の設計から製造まで手掛ける。24年3月期の売上高は約30億ルピー(約60億円)。
新菱冷熱は18年に設備エンジニアリング会社(現新菱スビダ)を子会社化した。インドで製薬関連ビジネスが拡大するなか、クリーンルームの設備施工とパネル製造を一括で請け負い事業拡大を目指す。インド政府が強化する半導体製造の工場向けの受注も狙う。
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