JR東海は26日、お盆期間にあたる8月9〜18日の10日間の指定席の予約状況を発表した。在来線特急は前年度から3%増のおよそ6万席となった。新型コロナウイルス禍前の2018年度と比べると64%の水準にとどまった。北陸新幹線の延伸で名古屋ー金沢の直通運転がなくなった特急「しらさぎ」が不調だった。
24日時点の予約状況を集計した。列車別では名古屋と長野を結ぶ「しなの」が23年度比21%増、高山方面の「ひだ」が18%増、「しらさぎ」が37%減、「南紀」は3%増となった。
18年度比では比較ができない「ひだ」を除き、いずれの列車も下回った。「ひだ」は豪雨の影響で18年夏は運休していた。同社は「コロナ禍から回復基調にはあるが、客の利用動向も変化しているのではないか」としている。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。