アパグループ(東京・港)は26日、広島駅前に3棟目となる「アパホテル・広島駅前新幹線口」を開業した。元谷一志社長は同日の記者会見で、広島市内で出店を続け3000室の展開をめざすと明らかにした。現在は広島駅前新幹線口を合わせて1112室で、3倍ほどの規模になる。
元谷社長は「広島市内ではまだ高単価かつ高稼働が見込める」と話した。現在営業中のホテルの客室数に、2028年春までに開業する2ホテルを加えると2017室となる。さらに1000室を上乗せするため、広島駅周辺や八丁堀など市中心部で出店を検討する。
追加出店の時期については個別案件の進捗次第としつつ、「近い将来必ずやりたい」と強調した。宮島(廿日市市)などの観光名所や新サッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」に触れ、「観光都市としての注目に加え、広島市内にコンテンツがそろってきた」とした。
開業したアパホテル・広島駅前新幹線口は294室を備える。訪日客のファミリー層などに対応するため、半数の146室を隣室とつながるコネクティングルームとした。シャワーやトイレを2つ使えるため通常の家族向け客室よりも使い勝手がいいという。
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