米玩具大手マテルの日本法人マテル・インターナショナル（東京・千代田）は24日、視覚障害を持つバービー人形を発売すると発表した。子どもに向け多様性や個性の大切さを伝える狙いがある。
商品名は「バービー ファッショニスタ ラベンダーピンク」。目を光から保護するサングラスや白杖（はくじょう）を付けた。25日から予約を始め、8月29日から数量限定で販売する。価格は1870円。国外では既に発売されているところもある。
視覚障害を持つ子どもたちに遊んでもらうことも想定。背面のファスナーを濃いピンクにして見やすくしたり、スカートに伸縮性のあるウエストバンドを付けたりしたことで、視覚障害があっても着せ替えしやすくした。
スカートは手触りを感じやすいフリル素材で、パッケージ表面には点字で「Barbie」と記した。実際に同じ障害を持つ子どもからは「自分と重ね合わせられる」という声があったという。
同社はこれまで車椅子に乗ったバービー人形や補聴器をつけたバービー人形などを発売してきた。
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