サンケン電気は25日、米子会社で半導体を手掛けるアレグロ・マイクロシステムズの売却価格が8億9790万ドル(約1370億円)に決まったと発表した。保有する51%のうち、20%の約3876万株を売却する。

24日にアレグロ株の一部売却を発表していた。売却で得た資金は株主還元や負債の削減などに充てる予定だ。手取り金の見込み額については「税務上の取り扱いを含め現在精査中」としている。

アレグロは20年に米ナスダックで上場し、時価総額はサンケンの約4倍。子会社の時価総額が上回っていることから、「サンケン電気の価値が割安に放置されている」との指摘もあった。

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