ルネサスエレクトロニクスは18日、宇宙空間での使用に対応した人工知能(AI)半導体を稼働させるための電源の設計図を提供すると発表した。米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が製造する半導体向けで、主に人工衛星の製造会社に提供してスムーズな開発を支援する。
AMDが開発した宇宙用AI半導体は、人工衛星などに搭載して異常を検知するなどの用途が見込まれている。AMDが過去に開発した宇宙用半導体に比べて消費電力が大きく、電源の数が増えたり回路の構造が複雑になったりするため、電源の安定稼働にはノウハウが必要になる。ルネサスとAMDはこれまでも半導体事業に関して協業関係にある。
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