東急不動産は18日、渋谷駅直結の大規模複合施設「渋谷サクラステージ」をメディア向けに公開した。オフィス棟のほかクリエーター向けの展示スペースや長期滞在型のサービスアパートメントを備えており、延べ床面積は合計で25万4000平方メートル。渋谷駅周辺の竣工済みの再開発では最大規模となる。
既にオフィスへの入居は始まっており、25日に大型商業エリアがオープンする。東急不の星野浩明社長は「施設周辺の人流は着工前の2019年3月と比較し143%に増加している」と述べ、にぎわいが生まれていると説明した。東急が手掛ける「渋谷ストリーム」と結ばれた通路にJR渋谷駅の新南改札が21日に移転し、駅からのアクセス改善でさらに人流は増える見込みだ。
食品スーパーや書店に加え、ゲームクリエーターの展示スペースや起業支援施設として会員制シェアオフィスなどを設置した。飲食店コーナーには店舗を持っていない個人向けのポップアップレストランも用意した。
化粧品やキャラクターグッズなどインバウンド(訪日外国人)を意識した店も多く、東急不は「日本の優れたコンテンツやポップカルチャーをリアルとデジタルの両面から発信する」としている。
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