ヤンマーホールディングス(HD)は18日、自社制作するアニメを2025年春に地上波で放送すると発表した。「機動戦士ガンダム」の制作で知られる植田益朗氏を総合プロデューサーとし、複数のアニメスタジオが制作に協力する。農機やエンジンなどを製造するメーカーとしては異例だ。アニメを通じて若年層への認知を広げる狙いがある。
アニメのタイトルは「未ル(ミル) わたしのみらい」。オムニバス形式で全5話の放送を予定する。アニメの中では「武器を持たないロボット」をコンセプトとする存在が登場し、時空を超えてタイムリープすることで様々な人に出会うストーリーだとしている。放送局や声優などの情報は順次公開する。
ヤンマーHDは23年にアニメの制作構想を発表。同年7月には米国で開催された展示会でロボットを登場させたアニメを公開すると公表していた。制作とプロデュースはヤンマーHDが担うものの「広告やプロモーション映像ではなく、アニメとして楽しんでもらえる作品にする」(ヤンマーHD担当者)という。一方で若年層などを中心にヤンマーの認知度を上げる狙いもある。
ヤンマーHDはアニメのほかにも、同社のマスコットキャラクター「ヤン坊マー坊」のデザインを一般投票にもとづいて変更するなど、ブランド戦略を模索している。
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