財務省が発表した貿易統計によりますと、輸出から輸入を差し引いたことし1月から6月までの半年間の貿易収支は、3兆2345億円の赤字となりました。
ただ、赤字額は去年の同じ時期と比べて53.7%減って、半分以下に縮小しました。
これは、円安を背景にアメリカ向けの自動車や中国向けの半導体製造装置の輸出が膨らんだ結果、輸出額が51兆5169億円と去年の同じ時期より8.8%増えたことなどが要因です。
一方、輸入額は54兆7514億円と0.8%の増加にとどまり、財務省は、ロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに高騰した、LNG=液化天然ガスや石炭のエネルギー価格が落ち着いていることなどが影響しているとしています。
また、6月の貿易収支は、中国向けの半導体製造装置の輸出が増えたことなどから、2240億円の黒字と、3か月ぶりの貿易黒字となりました。
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