新千歳空港=5月、北海道千歳市

 旅客機用の燃料が全国各地の空港で不足していることを受け、経済産業省と国土交通省は16日、官民合同の特別チームの会合を開いた。燃料を運ぶ人手不足などが問題の背景にあり、輸送船やタンクローリーといった輸送手段の強化を柱とする緊急対策をまとめる。急回復するインバウンド(訪日客)拡大を取り逃さないよう解消を急ぐ。

 特別チームは経産省と国交省に加え、航空会社や石油元売り会社で構成。

 旅客機燃料は新型コロナウイルス禍の収束による訪日客の回復で需要が増加。一方、石油元売り各社の製油所の統廃合に伴い輸送距離が延びたことなどから供給が追い付いていない。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。