シャープは、液晶パネル事業の不振などから2年連続の最終赤字となったことを受けて副社長だった沖津氏が先月、社長兼CEOに昇格し、16日、就任後初めての記者会見を開きました。

この中で沖津氏は、「愛される商品を作ることでお客様から評価される会社らしさを取り戻したい。会社らしさをよみがえらせることが、私に課せられたいちばんのミッションだと思っているので、これに向けて取り組んでいきたい」と抱負を述べました。

そのうえで、「全体の業績は悪いが、テレビや空気清浄機などトップシェアの商品もある。今後、アジアなど家電の普及率の低い地域での展開や、国内や欧米では、付加価値の高い商品の販売を進めていきたい」と述べ、白物家電事業に重点的に投資を行う考えを示しました。

一方、沖津氏は、2016年に移転した大阪 堺市の本社について、都心部から距離があることで人材確保が難しくなっているとして、前の本社があった場所も含めて再び大阪市内への移転を検討していることを明らかにしました。

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