芝浦機械は12日、約40億円を投じインドに成型機械などを生産する新工場を開設したと発表した。インドでは2番目の工場となる。既存の工場と合わせると、生産能力はこれまでの3倍の年間4000台となる。経済成長が見込まれるインドでの需要増加に応える。
新工場では、熱で溶かした素材を金型に流し込んで成型する射出成型機などを生産する。中国では景気減速の影響で射出成型機の販売が落ち込んでいるが、インドでは電気自動車(EV)向けを中心に需要が高まっている。インドを成長市場と位置づけ、新工場を開設して増産体制を整える。
新工場では最新の生産管理システムなどを導入し生産効率を高めるほか、太陽光発電設備の導入も予定する。
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