貸会議室運営のティーケーピー(TKP)は11日、2025年2月期の連結純利益が前期比21%減の55億円になる見通しだと発表した。従来予想(27%減の51億円)から4億円上方修正した。期初には想定していなかった異業種の連結子会社化などで、業容が拡大する。

売上高は70%増の620億円と、従来計画から170億円引き上げた。TKPは6月、インテリア事業のリリカラを連結子会社に、結婚式場大手ノバレーゼを持ち分法適用会社にした。

同日発表した24年3〜5月期の連結決算は売上高が前年同期比17%増の105億円、純利益が60%減の18億円だった。企業の研修や懇親会といった貸会議室の需要が回復したものの、対応する人員を増やしたことなどで販管費が膨らんだ。子会社の売却に伴い、前年同期に一時的に税金費用が減った反動も出た。

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