戸建て住宅のウッドフレンズが11日発表した2024年5月期の連結決算は、最終損益が23億円の赤字だった。前の期の2億3000万円から赤字幅が拡大した。住宅需要の低迷で在庫が膨らみ、割引販売せざるを得ず収益性が悪化。新規の着工も制限したため販売戸数も減少した。
売上高は前の期比24%減の332億円、営業損益は17億円の赤字(前の期は5億4700万円の黒字)だった。林知秀社長は「非常に厳しい数字だった」と述べた。売り上げ増をめざして開発を拡大する方針だったが、物価高などで需要が低調になり、完成住宅の在庫が膨らんだ。
25年5月期は最終損益が2800万円の黒字に転換すると見込む。売上高は前期比9%減の302億円を予想する。販売戸数は前期よりも減るものの、需要の多い地域に開発を絞り、単価を引き上げて利益率改善を狙う。
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