百貨店の松屋銀座(東京)が今夏のバーゲンセールの開催を、競合する大手百貨店と比べて1カ月近く遅らせることが11日、分かった。暑い時期が長期化すると想定して7月下旬に始める。大手百貨店は6月下旬ごろに始めるのが慣例で、松屋銀座の試みは異例だ。  松屋銀座の担当者は「定価でも売れる時期に値下げをしないことはアパレル事業者などからも歓迎されている」と説明した。百貨店業界にとって夏のセールは初売り後の冬のセールと並ぶ書き入れ時で、開催時期の見直しが業界全体を巻き込む流れとなるかどうかが注目される。  松屋銀座の昨年のセールは6月30日~7月11日だったが、今年は7月19~30日にずらす。


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