アサヒゼロは12月までの年間販売目標である60万ケースを突破した

アサヒビールは11日、4月9日に全国発売したノンアルコールビール「アサヒゼロ」の販売数量が年間目標の60万ケース(1ケース大瓶20本換算)を突破したと発表した。12月までの販売計画を当初比2倍の120万ケースに上方修正する。ノンアル市場は健康志向を背景に成長しており、最盛期となる夏に向けて販売を伸ばす。

アサヒゼロは主力のビールと比べて約2倍濃厚なビールを造ったあと、アルコール分だけを除く「脱アル」工程を2回繰り返し、ビールに引けを取らない飲み応えにしたのが特徴だ。2023年10月から近畿エリアで先行発売し、24年4月から全国展開を始めた。1缶350ミリリットルのコンビニエンスストアでの想定価格は181円前後。

調査会社インテージによると、1〜6月のノンアルビールの販売数量は前年同期比7%増と伸長している。アサヒは販売好調を受けて5月末にアサヒゼロの製造ラインを増やし、生産能力を従来の2倍に引き上げていた。

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