博多エリアではオフィス需要が堅調だ(福岡市)

オフィス仲介大手の三鬼商事が発表した6月の福岡ビジネス地区(天神など)のオフィス空室率は前月比0.08ポイント低下の5.35%となった。4カ月ぶりに低下した。拡張移転や、建て替え予定ビルからの移転に伴う成約が見られた。供給過剰の目安となる5%は17カ月連続で上回った。

平均賃料は1坪(約3.3平方メートル)当たり1万1697円だった。前月から24円上がった。

空室率をエリア別にみると、博多駅東・駅南地区では前月比0.55ポイント低下の5.03%となった。3月に竣工したオフィスビル「コネクトスクエア博多」への移転などがあり、空室率が低下した。

オフィス仲介大手の三幸エステートが発表した調査では、福岡市全体の6月のオフィス空室率は前月比横ばいの4.61%だった。平均賃料は1坪当たり1万5161円と前月比86円上がった。

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