住友化学は農家向けにポイントサービスを始める

住友化学は11日、農家向けの会員制情報プラットフォーム「つなあぐ」でポイントサービスを始めたと発表した。病害虫を写真で診断できるアプリなどを使うとポイントがたまる。ポイントによって利用者の増加や定着を目指すとともに、将来的には有料でのサービス展開も目指し、農薬事業の成長につなげる。

「つなあぐ」は無料で使える。ウェブサイトで農業関連の情報を発信するほか、アプリでは写真から病害虫名を診断し、それに合った農薬を提案したり、品種ごとに稲の栽培管理を支援したりするサービスを提供している。サイトへのログインやアプリサービスの利用でポイントがたまり、電子ギフトなどに交換できるようにした。

今後、農業現場の生産支援や課題解決につながるアプリサービスを増やす方針で、他社との連携も進める。一部サービスでは有料化も検討する。住化は農薬分野を成長領域とし、農薬関連事業で2030年度にコア営業利益で1000億円を目標としている。

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