樹脂フィルムをはがし、紙はトイレットペーパーにする

大日本印刷(DNP)は11日、食品容器をリサイクルするサービスを始めると発表した。容器表面の樹脂フィルムをはがし、汚れの少ない紙の部分を再利用する。スポーツ会場やお祭りなど大規模なイベント時の飲食での需要を見込む。容器の提供から紙の回収、再利用までを一貫して手がける。回収した紙資源はトイレットペーパーに加工して顧客企業に提供する。

容器の耐水性などをあげる目的で食品容器の表面に貼る樹脂フィルムを簡単にはがせるようにした。紙を容器の形にしてから樹脂フィルムを貼り付ける。接着を工夫することではがしやすくした。食品に使う容器では、折る前に樹脂フィルムを貼るのが一般的だという。

紙資源を回収する事業者や再生紙を製造する事業者らと連携する。イベント会社などは食品容器の回収や再生紙メーカーに引き渡すなどの作業が不要になる。再生紙で作ったトイレットペーパーは食品容器を購入したイベント会社などに提供する。

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