浴衣を着て、タクシーで東京の観光スポットを巡る(イメージ)

タクシー大手の日本交通は10日、浴衣レンタルと観光タクシーを組み合わせたプランの受け付けを始めた。提携する着物レンタル店で浴衣を着てもらい、タクシーで東京都内の観光コースを巡る。暑い日でも車内で快適に過ごせるほか、交通機関の乗り換えなしで楽しめる。インバウンド(訪日外国人)の利用も見込む。

プランは13日〜9月8日まで。浅草や日本橋などを巡る「TOKYO EAST タクシー観光」など、4つの観光コースから1つを選ぶ。ツアー料金は3時間半2万1110円からで、浴衣レンタル料(平日1人4000円〜)が別にかかる。

運転技術や接客の質が高い乗務員が時間制で運転する「エキスパート・ドライバー・サービス(EDS)」を活用する。EDSのホームページか電話で予約するときに、浴衣レンタルも申し込めるようにした。着物レンタル店「梨花和服 浅草店」(東京・台東)で着付けしてもらい、店舗までタクシーが迎えに行く。

浴衣でも乗り降りしやすいよう、スライドドアの車両を使う。夏休み期間中の友人同士や家族連れの利用を想定する。

観光ガイド資格を持つ乗務員が担当するため、下車して観光スポットを案内することもできる。客の要望に合わせて、コースを柔軟に組み立てる。

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